栃木市にある糖尿病専門のかかりつけ医

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休診のお知らせ

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2021.3.8

2021年3月11日木曜日、臨時休診です。

年末年始休暇のお知らせ

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2020.11.30

2020年12月29日(火)〜2021年1月3日(日)まで年末年始休暇とさせていただきます。

HPをリニューアルいたしました

お知らせ

 

2020.11.6

HPをリニューアルしました。

患者さまにとって安心でき、ご相談しやすい医院であるよう努力を続けてまいります。

健康について、ご病気について、どうぞお気軽にご連絡ください。

寿朋会縁起

お知らせ

 

2013.9.2

高田良久

平成7年(1995年)に開設された高田クリニックは、平成24年(2012年)法人化し、医療法人寿朋会高田クリニックとなりました。法人名とした「寿朋」の語は、当家の先祖が営んでいた薬店「寿朋堂」に因(ちな)みます。

先祖が「髙田本店」といわれる薬舗を開いていたことは祖母や父から聞いていましたが、それが「寿朋堂」という名であったことを教えてくれたのは、埼玉県の鷲宮町教育委員会が発行した「中島撫山(ぶさん)小伝」という書物です。

撫山先生は『李陵』『山月記』で高名な小説家中島敦の祖父に当たる人ですが、明治期、埼玉県久喜市に漢学塾を開き、地域教育に大きな足跡を残したといいます。その撫山先生の生涯をたどると、栃木、それも当家との親密な交流が浮かび上がり、そうしたご縁から、明治13年(1881年)先生の著された「寿朋堂記」が、先の書物に収められたようです。

「寿朋堂記」はこう書き出されます。
「或曰寿亦有朋乎。余曰有。」
【読み下し文】ある人いわく、寿もまた朋ありかと。余いわく、あり。
【口語訳】ある人が言った。「長生きしている人は長生きするような友人を持っているものでしょうか」と。私は言った。「持っています」
文はそれから寿朋堂髙田薬舗が、珍しいものからちょっとしたものまで、種々の薬種を揃え、的確に調剤して、長生きさせる道に力を尽くしている、と褒めてくださいます。

「主人有父有兄」の「主人」は初代安平、「父」は二代俊貞、「兄」は翼です。撫山先生は二代俊貞と親しかったようで、だから初代安平は撫山先生に「寿朋堂記」執筆を求めたのでしょう。

撫山先生は「寿朋堂記」の結びに中国の古典を引用し、「(詩経が)『三寿作朋、如岡如陵』三寿朋を作(な)し、岡のごとく陵のごとし(長寿者が多くて国家が岡のごとく堅固で栄えること)といっているのは彼らのような人たち(俊貞・翼・安平のこと)をいうのであろうか」とまで言ってくださいました。子孫としては光栄のような恐縮のような思いですが、考えてみると確かに、医薬の道は「寿亦有朋」、今様に言うと「健康増進は的確な医学知識、医療技術をもった人たちのネットワークとともにある」といっていいのかもしれません。

私たちは「寿朋会」を名乗ることで先祖の魂を受け継ぎ、さらに自らの研鑽と達人との連携によって、皆様の「寿朋」となるべく精進いたす所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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二代安平 左から5人目の背広にネクタイ、傘を持った男性
昭和9年9月1日  写真は西方町古澤家より中新井家経由でご提供いただいた。